織田信長タイプの経営は、いずれ明智光秀に・・・
2016/02/09
こんにちは、渡辺誠司です。
ふと、気がつけば、
会社員という人生を卒業して、自分で会社をはじめて7年が経ちました。
独立起業した当時は、明日の生活費を稼ぐことに精一杯で、
とても「人の幸せなんて考える余裕がなく、自分中心の経営をしていたなぁ~」と、振り返っています。
その頃は、漠然とした「不安」で、
夜も眠ることができない日が続き、本当に苦しい冬の時代でした。。。
でも、いま振り返ると、その不安は「自分の中で勝手に想像している妄想」であって、心配事の9割は現実に起こりませんでした。
僕は、ただの心配性なのです。
いちばん変わったこと
会社員時代からの一番の変化は、
織田信長タイプだった自分から、きっぱり決別したことです。
織田信長といえば、戦国時代のヒーローですが、
天下統一を目前に、家臣の明智光秀に謀反を起こされて、夢半ばで殺されてしまった。
これは、今の時代の経営者でも同じだと、最近思うことがあります。
もし、今の自分が織田信長タイプの経営者だとしたら・・・
きっと、部下は誰もついてこず、経営者として生きていくことは出来なかったと確信しています。
仕事柄、いろいろな経営者の方とお会いして、
会社経営やマネジメントについて意見交換することが多いのですが、
ときどき、織田信長タイプの経営者と出会うことがありますが、
その会社の現状を聞くと「あぁ~、やっぱりな」という状況です。
そこに、マーケティングやらセールスやら、能力を上げるトレーニングをしても、
部下は、経営者と一線置いて、まるで「信長様の機嫌を損ねないような仕事」しかしていないわけです。
そして、自分の思うような仕事をしない部下に信長様は「なぜ出来ないのだ!なぜだ!」と、怒りの質問攻めで、さらに萎縮してしまうのです。
昭和のド根性が美学だった時代であれば、
ギラギラ?輝いて見えたかも知れませんが、今は「平成28年」です。
時代錯誤もホドホドにしないと…
会社経営の50%は社長のメンタルで決まる!
いつも思うのは、どんな素晴らしい商品やサービスでも、
時流に乗ってる旬なビジネスモデルでも、経営者のメンタルが腐っていたら、まず成功はしないと断言できます。
そのメンタルが、織田信長タイプだとしたら、
自分の性格をしっかり認識して、部下にどんな言葉掛けがもっともやる気を出してくれるか?
そういう心さえ持っていれば、きっと乗り越えられると思います。