「いったい、誰のために?」 ゲルバーストに学ぶブランド術
2011/08/02
こんにちは、渡辺誠司です。
いよいよ8月ですね!
それにしても、今年の夏はエアコン要らずで助かります。
涼しい朝は、軽いランニングをしていますが・・・体重の方は涼しくなりません(>_<)
もう、そろそろ・・・
この年齢になると・・・
ちょっとランニングしたぐらいで痩せるなんて、甘い考えだということがよく分かりました(涙)
それが甘い考えだと分かっていても、コツコツ続けて行きたいと思います。
最近は、週に3回届く「日経MJ」を読むのを楽しみにしているのですが、ちょっと気になる記事がありました。
みなさんは「ゲルバースト」という、バスケットシューズをご存じでしょうか?
おそらく、バスケ部しか知らないブランドかも知れませんね。
僕は、この記事を読んで感動しました!
そのブランドコンセプトは・・・
「日本の高校バスケ選手の動きに合わせたシューズを作る!」
ということを、97年の発売当時から徹底しているそうです。
それも、あの「アシックス」という世界ブランドがやっているということに、さらに感動です。
世界では、ほとんど注目されていないシューズですが、国内シェアは4割も持っているそうです。
まさに、ランチェスター戦略の「弱者必勝の法則」ですね。
どうやら、日本の高温多湿で、ワックスで整備された体育館では、グリップ感が違うみたいです。
さらに、開発グループは、
高校バスケ部の合宿に参加して、ボール拾いをしながら意見を聞いているそうです。
もう、涙ものですね。。。
こうして、年々進化する高校バスケの技術やテクニックに合わせて、共に歩んでいるシューズは他には無いそうです。
こういう戦略(やり方)は、失敗が少ないので自然に成功確率が上がります。
また、価格勝負しなくても売れるので、
コスト削減に力を入れなくても「本当に作りたいシューズ作り」に専念できるので、作り手の喜びもあるのではないでしょうか?
こうした、現場の悩みや問題から生み出される商品は、全員をハッピーに巻き込んでいますね。
やっぱり、成功する基本は、
「お客様の声」を通じて、そのリクエストに応えていく作業の繰り返しだと思います。
僕は、アシックスのことが、ちょっと好きになりました(^^)
※8月1日・日経MJより