ただ、大きくしただけ…。でも売れる!
2010/09/07
こんにちは、渡辺誠司です。
僕の仕事は、セールスライティングを通じて、世の中の売れる・売れないを日々研究しているわけですが・・・
今日はとてもシンプルで分かりやすい商品を発見してしまいました。
コーヒーカップの形をしたプランターです。
偶然、ホームセンターで見かけたのですが、どうやら売れているみたいです。
ウチの母親も2個も買っていました。
プランターだったら他にいくつもあるのに、ただ「コーヒーカップの形をしているから・・・」という理由だけで2個も買ってしまうわけです。
「本当に不景気なのだろうか?」
率直にそう思います。
普段は、いろいろなものを節約したり、安いもので我慢したりしていても、珍しいものや、今まで売っていなかったものには、なぜか飛びついてしまうわけです。
これが日本人の典型的な特徴だと思います。
売り手→「コーヒーカップをそのまま拡大して、プランターにしてみました。」
買い手→「よし、1,280円なら買った!」
結果だけを見れば、すごく単純な仕組みです。
ただ、この単純さに気づくのが難しいのですね。
私たちの頭の中には、「コーヒーカップはコーヒーを飲むための器」という既成概念があります。
ここでパラダイムシフトできたら、「このコーヒーカップを大きくして、プランターにしてみたらどう? もしかしたら売れるんじゃない?」という発想が出てくるのですね。
(考えた人すごい)
もうすでに、「もっと大きくして遊園地でグルグル回ったら、子供たちが喜ぶんじゃない?」という夢は実現していますが、頭の中で思ったことを商品にして売るってスゴイことですね。
素晴らしい!