こんにちは、渡辺誠司です。
今日は久々に、思わず「おぉ!」と振り返ってしまう広告に出会いました。
(クルマの中からパシャ!)
「キャンセルOK??」
信号待ちでボォ~と見ていて飛び込んできたのが、「キャンセルOK」という文字です。
一瞬、「ハァ~?何のこと・・・?」と思ったのですが、よく見ると、右上に「雨天中止でも」と書いてあるのです。
「雨天中止でも?」
「キャンセルOK!」
と言うことは・・・
「大人数でバーベキューを計画して、当日が雨だった場合でもキャンセルできるってこと?!それってスゴイじゃん!」
・・・と、1人で盛上がっていたのですが
職業柄「コイツは、なかなか考えさせる看板だなぁ・・・」と、心を動かされます。
ちょっと、マジメな話をすると、
この短い文章には「顧客にとっての便益」が明確に伝わっていると思います。
便益とは=「都合の良いこと」という意味合いが含まれています。
まさに、顧客にとって都合の良い理由が書かれているのではないでしょうか?
また、顧客が感じるリスク(雨天中止など)を、
売り手が背負う(キャンセルOK)ことでメリットが強調されています。
それを「キャンセルOK」という一言で表現するのは、とても勇気のいることだと思います。
おそらく、一生懸命に考えて絞り出した表現なのではないでしょうか。
もしかしたら、
今の時代は、ここまで言い切らないと顧客は振り向いてくれないのかも知れませんね。