1975年4月17日生まれ。
縫製工場を営む自営業家庭の長男として、岐阜県羽島市のド田舎で生まれ育ちました。
中学時代は野球部でしたが、
その当時、テレビで再放送されていた感動ドラマ「スクールウォーズ」に影響を受け、「俺も高校でラグビーやる!」と宣言。
岐阜県のラグビー部では最強と言われるスポーツ高校へ入学後、すぐにラグビー部へ入部するが、想像以上にハードな練習で左足ひざ半月板損傷で退部へ――。
※この頃からヘルニアで悩むことに・・・
部活をやめてからは夢や目標がなくなり、ダラダラとした生活が始まり・・・
気がつけば不良グループと仲間になり、親に心配を掛けっぱなしの高校時代でした。
高校を卒業する頃には、バブル崩壊の影響で家業も廃業へ追い込まれ、大学へ進学することもなく18歳で就職へ。
就職先の営業会社では、
「売れるまで帰ってくるな!」・「売れないんだったら自分で買え!」という世界で鍛えられ、上司からの圧力と恐怖におびえながら、真剣にセールスを勉強しました。
今では、信じられない話ですが・・・
朝礼で、売れていない営業マンが前に呼び出され、鼻血が出るほどビンタされたり、
上司の機嫌が悪いと、火のついたままのタバコが飛んできたり、灰皿や電卓などが壁に投げられて粉々になる始末です。(トホホホ・・・)
幸いにも、僕の場合は、
高校時代に居酒屋のアルバイトで鍛え上げた接客術が役立ち、まぁまぁの営業成績だったので、あまり被害はありませんでしたが、やはり売れない日が続くと深夜まで人格否定されることになります(>_<)
そんな時代を過ごしたおかげ?で、
ちょっとやそっとのことでビビッたり、不測の障害やトラブルが起きても臨機応変に対応できる能力を身に付けることができました。
セールスマンとしての実績は、販売コンテストで全国1位の営業成績を記録して、29歳でセールスマネージャーへ昇格。
※事業部説明会のシーン
しかし、時代が変わり、
営業マンを必要としないインターネット時代がやってくると、今までやってきた根性営業が通用しなくなったのです。
この時、はじめて「マーケティング」と出会い、
これまでの「お願い営業・値下げ営業」から卒業することを決意し、お客さんの方から「それ欲しい!」と手を上げてもらう手法をマスターしたのです。
このときが、今までの人生で一番勉強したと思います。
年間100冊以上のビジネス書を読みあさり、本に書いてあることを会社で実践する日々の繰り返しでした。
そこで、一番気に入ったのが「セールスレター」という、お手紙風の営業マンです。
もともと、セールスマンとしての経験が長かったので、
「トップセールスマンがお客さんに話す「売り文句」を、そのまま文章にしたら売れるんだな!」ということが一瞬で理解できたので、自分にピッタリ合っていたと思います。
その当時、立ち上げたばかりのホームページ制作部門で、
A4用紙1枚のセールスレターをファクスDMで送って、お客さんの方から資料請求してもらうやり方を始めたところ・・・あっという間に300社以上の取引先を開拓し、新規事業の立ち上げに成功!
その後、最年少の事業部長に昇格し、
セールスからマーケティングまで行うプロジェクトマネージャーとして、黒字ビジネスへの発展に貢献する。
しかし、ひと段落ついた頃から体の調子がおかしくなり、
一日中「まぶしくて目が開けられない・・・」という症状や、めまいのような感覚で病院へ行くと・・・
「自律神経障害」と診断され、とてもショクを受けました。
「このままだと、オレはうつ病か……」
この頃が、人生で最も病んでいた時期だと思います。
楽しみにしていた旅行もキャンセルし、毎晩、眠れない不眠症のような日が続きました。
この頃に読んでいた本は、
・本田健さんの「きっと、よくなる!」
・アンソニー・ロビンズの「人生を変えた贈り物」
・野口嘉則さんの「心眼力」
・河合隼雄先生の「昔話の深層」~ユング心理学とグリム童話~
こういう本を読むことで、少し心に変化が生まれました。
その変化とは、「会社員を卒業して起業する!」ということです。
それが2009年の4月頃だったと思います。
実は、この感情が芽生えたとき、自宅を新築したばかりだったので、貯金はほとんどゼロでした。
※同級生の大工さんに建ててもらいました!(完成途中の写真)
しかし現実的には、
まだ住宅ローンも始まったばかりなので、子供を持つ親としても「自分の夢は、夢で終わらせよう・・・」といったん封印したのですが・・・
ある一冊の本を読んだことで、カミナリに打たれたような衝撃を受けたのです。
その一冊とは、VOICE社から出版されている、
「ソース ~あなたの人生の源は、ワクワクすることにある~」という本です。
※起業を決断したのは1,500円の本!
気になると思うので、この本の内容を一言で説明すると・・・
「自分の至福に従い、ワクワクする感情を信じて行動する」と言うことです。
会社でのポジションや年収など、うしろ髪を引かれることはたくさんありましたが、
妻と相談して、これからは「働き方」よりも「生き方」を選ぶことに理解してくれました。
そして、勇気を出して「退職届」を提出へ――
退職した翌日から無職だったので、
まずは事業資金を作るために愛車(スープラ)を売却し、身の回りのブランド品を、ぜ~んぶインターネットオークションで売りました。
オークションで一番高く売れたのは「ルイ・ヴィトン」のボストンバックです。
このバックは、一度しか使っていないので新品同様だったのですが・・・
その一度というのは新婚旅行だったので、
思い出まで手放してしまい、妻には「悪いことをしたなぁ」と思う反面、もう過去の生き方には戻らない決心が出来たと思います。
※お気に入りだったけど・・・スポーツカーは仕事で使えないので売却へ!
2009年9月18日、「資金なし・資格なし・人脈なし」でセールスブレインを立ち上げ、さっそくセールスレターを書いてDMを送りました。
この時の不安を一言で言うと、「自分のお金に火を付けて燃やす!」という言葉がピッタリです。
もしも反応ゼロだったら、本当にそうなりますからね。
そして、自分を信じて行動した結果、
起業して5ヶ月目には連結売り上げ70億円規模の上場企業とセールスアドバイザー契約を結ぶことが出来ました。(本当に奇跡!)
とても意外だったのは、自分では「人脈ゼロ」だと思っていたのですが・・・
実際には、たくさんの方からご紹介を頂き、苦しい時期を助けて頂きました。
本当に感謝するばかりです。
そして、自分自信がマスターした「セールスとマーケティング」のノウハウを、
本当に役立つ人へ提供しようと思ったとき、まず最初に顔が浮かんだのがA子さんでした。
ここでは、A子さんの詳しいことは割愛しますが、
「ただ、ひとりの人が120%喜ぶことは何だろう?」ということを、ひとつずつサービスにしていったことで、女性経営者・女性起業家にも、やさしく実践できるマーケティングをカタチにしていきました。
現在までの生い立ちをグッと凝縮して紹介しましたが、
僕の目標は、これから活躍する女性リーダーの成功事例を一つでも増やすことです。
そして僕自身が、本を読んで決断したり実践したりという影響を受けてきたので、その事例を一冊の本にして商業出版することが夢です。
その本を読んだ方が勇気を出して、また一つの成功事例を生み出すことが出来れば幸いです。